苫小牧のオーダーカーテン専門店「インテリアショップ荒幸」のブログです。
昨日、先日施工した老人施設の浴室男女間仕切り用のシャワーカーテンが透けて見えるとクレームになりました。
連絡を受けてすぐに現場確認に伺ったのですが、確かに透けて男子から女子、女子から男子がうっすらと見えています。
これは問題ありです・・・浴室に窓がある為、光が差し込み余計に見えやすくなっているのです。
私が施工した際は夕方で薄暗かった為、気づかずに納品していました。
生地を提案した自分としては大変申し訳なく思う次第です。
別の生地を手配いたしまして、工場に入荷次第即日にお取替えする予定です。
幸い、まだ施設は入居前の為ホッとしました。
カーテンのプロと自負していましたが、ただただ反省・・・二度と同じ失敗を繰り返さないよう気を付けなければなりません。
さて、施工写真の紹介です。
登別市 H 様邸のご新築現場です。
プリント柄カーテンの柄取り縫製の美しさが良く表れた例です。
柄がきれいに整列しているのが解りますか?
カーテンの手前側に同じ柄が並びます。
生地の柄によっては、この様にプリーツの取る位置や個数を調整して、見た目にきれいな状態で縫製をします。
一般的に柄取り縫製と言われている手法です。
ちょっとした気遣いで柄位置を無視した縫製とは雲泥の違いがでます。
是非、カーテンを購入の際には、その辺も考えてオーダーすると満足感が高まりますよ!
次ぎは、窓横のエアコンが邪魔をする場合です。
これはよくあるケースで、エアコンが窓のすぐ横にあり、カーテンレール並びにカーテンを窓より横に大きく伸ばせない状況です。
こんな時はカーテンにリターンを付けましょう。
普通に製作すると、カーテンと壁に隙間が大きくできる為、外部から家の中が見えてしまいます。
これもちょっとした気遣いで安心した生活ができます。
柄取り縫製とリターン縫製を紹介しましたが、オーダーカーテンの奥の深さが伝ったでしょうか・・?
我々が扱うオーダーカーテンの生地は数千柄あり、また取付施工する現場の状況、窓まわりの状況は多種多様であります。全く同じ状況はほとんどないのですが、その時々に合わせ、ベストと思われる縫製、並びに施工方法を考え実施しております。
これが、オーダーカーテンの専門店なのです。
(前記のような未熟な失敗もありますが・・・)
H様邸 子供室
ピンクの地にシルバーのラメ糸でドット柄を織出し、横段ストライプを表現した可愛らしい生地です。
寝室
エコロジカルなイメージのドレープで裏地付きのプレーンシェードとブラウンのニットレース。
ブラウンのレースが大人の雰囲気を醸し出します。