一昔前には、特別なウィンドウトリートメントとして扱われていたウッドブラインドも、今では全く珍しくないものになりました。
当社の倉庫にも、常に納品待ちの商品が保管されているような状況です。
お客様のニーズが、2倍ヒダ、2.5倍ヒダといったプリーツどりのカーテンからメカ物志向に移り変わった表れと感じています。
特にウッドブラインドに関しては、価格も以前よりは買いやすくなり、また、近年の流行でもある無垢材の内装や、塗り壁の仕上げとの調和も良い事から受け入れられているのでしょうね。
カーテンの専門店としては、ちょっと寂しい気もしますが、ウィンドウトリートメントの商材としては否定はいたしません。むしろ、個人的には好きなアイテムの一つなのです・・・。
さて、正に無垢材と塗り壁で仕上がった素敵なお部屋に、アンティーク塗装を施したウッドブラインドを取り付けました。


タイル使いが可愛いキッチンからピンクの塗り壁のダイニングにつながる窓に、ウッドブラインドを2台割りで施工しています。
キッチン側だけ窓を開け換気や通風をする事を想定した配慮です。

リビングも同様にウッドブラインド。

壁の仕上がりとアンティークホワイト塗装のスラット及び上部の木製バランスが、とても良く調和しています。
ウッドブラインドは、写真の様に共のバランスを取り付けるのが通常の納めかたです。
構造上、上部のメカが収納されるヘッドボックスはスチール製となりますので、その部分を隠し、装飾性を高める為です。
メーカーによっては、本体価格に含まれたり、あるいは、オプション扱いで少々の追加金額で付加することができます。
上で紹介いたしました写真の窓に関しては、別注扱いでミリ単位のサイズを指定し、理想と思われる状態に取付をいたしました。
この木製バランスは、他にロールスクリーンやプリーツスクリーン、タテ型ブラインドなど、あらゆるメカ物の前飾りとして使用されるだけではなく、カーテンレール用の前飾りとしても使うことが出来ます。
同じ住宅の子供室には、滑りの良い機能性重視のカーテンレールのダブル付けに、それぞれグリーンとピンクの塗装のウッドバランスを取り付けました。


装飾性の高いカーテンレールもその価値はありますが、この様に木製のバランスを使用するのもおススメです。