ご自宅の2階で鍼灸院を営むお客様からいただいたお仕事です。
始めは、改修工事に伴い、ダイニングのブラインドをお取替えしたいとのご依頼で伺ったのがスタートです。
お話を進めるうちに、リビングのカーテン、玄関・階段のデザインブラインド、そして、お仕事スペースのカーテン、ソファにまで発展いたしました。
約4か月ほどの間、次々と追加のご注文をいただき、大変有難く、また、一つひとつ楽しくご提案をさせていただきました。
ダイニングスペースは窓が変則的な高さで配置されています。
淡いパープルのブラインドを採用いただきました。

左の大きな窓は、使い勝手と耐久性を考慮し、セパレートタイプ。
正面は、お庭に出るテラス窓で、昼間はブラインドを上部にたたみ上げます。
手前にレースカーテンを下げることで、直射日光を遮りながらお庭を眺めることが出来ます。

ブラインドとレースカーテンの組み合わせも、様々な陽射しの取り入れ方ができるのでおススメのパターンの一つです。
もちろん夜は、ブラインドの羽をしっかりと閉じれば、遮光力も十分です。

採用いただいたレースは、小枝と木の実がオパール加工によって描かれた柔らかいイメージの生地。
柄がほんわりと浮かび上がります。
そして、ダイニングのブラインドの色を意識してのリビングの大きな厚地カーテン。
リビングの壁面の大部分を占めるカーテンは、ダイニングの淡いパープルのブラインドより更にワントーン落としたより落ち着いたパープル系をおススメしました。

ジャガード織りで刺繍のような表現がされているシックな生地。
大きな面積で掛けても、上品に掛け映えする人気の商品です。

さて、夜の来客者を迎えてくれるのは、可愛いウサギ。

玄関横の小窓は、B-50デザインタイプ。
外からも中からも、そして昼間も夜もそのデザインを楽しむことができます。

2階の鍼灸室に向かう途中の階段。

そして、施術室。
玄関から階段、施術室へと、柄違いのデザインブラインドがつづきます。

半透明のポリカーボネート製スラットを透過する陽射しと、浮かび上がったシルエットデザインが、やさしく癒しの空間を演出しています。
患者様には、よりリラックスしていただけることでしょう・・・。
基本的には完全予約制の鍼灸院の為、患者様が重なる事はないのですが、安心してお着替えなどが出来るよう、カーテンで施術コーナーを間仕切っています。

何てことはない間仕切りカーテンに見えるかもしれませんが、ここには私のちょっとしたこだわりがあります。
中央は、プライバシーを重視してレール交差とする。その時に、動線と使い易さを考え、通常とは逆の交差仕様としています。
また、カーテンを開けた時、閉じた時共にスッキリときれいにプリーツが出ていなければ、カーテンを用いた間仕切りは、お部屋のイメージダウンに繋がります。こちらは形状記憶加工を施し、オレンジ系のきれいなシャンタン地のカーテンが、お部屋のイメージアップの一役を担っています。

待合兼談話コーナーは、フロントレースのちょっとエレガントな仕上がりです。

レースの透け感がとっても素敵です。

施術前のカウンセリングにお掛けいただき、施術後にくつろいでいただくソファも納品させていただきました。

ご紹介させていただいたのは、千歳市で女性が営む家庭的な鍼灸院です。
明るく、優しい鍼灸師のお嬢さんが施術してくださいます。
是非、癒しの空間で、お身体のメンテナンスを・・・。
何度も何度もお伺いして打ち合わせをさせていただきましたが、いつもお母さんとお嬢さんにはあたたかく接していただきました。
時には、寝不足で疲れ切っている私の体調を見抜き、ドリンク剤を下さったり、いつも帰りがけにお土産をいただいたり、本当に感謝しております。
お母様のご健康と、お嬢様のお仕事のご発展を心よりお祈りしています・・・。
O様、ありがとうございました。