もう雪の季節を迎えるというのに、僕のブログはまだ夏頃の現場です。
ダイニングに北欧柄のプレーンシェード、シューズクロークにも北欧風の柄がプリントされたシアー生地を間仕切りとしてしようしたS様邸のご紹介です。

ダイニングの小窓2か所にスウェーデンのブランド、アルメダールより『キツネとぶどう(Surt sa raven)』を採用いただき、プレーンシェードに仕立てました。
当社の展示生地をご覧いただき、ご夫婦共に大変気に入っていただいての採用です。
居間つづきの食堂が多い昨今ですが、こちらのお宅は食堂スペースが独立しており、居間のカーテンとの取りあいも特に考えずに選ぶことが出来ます。
実はこの柄は、2台を合わせて一つの柄になります。

こちらが生地巾全体の柄、1リピート分です。
中央から切り分け、プレーンシェード2台に分けて製作。
巾の足りない分は、ブラウンのコットン無地でサイドボーダー仕様としました。


生地巾の中央でカットすることで、キツネが一匹失われています。
しかし、同じ柄で2台製作するよりも、変化があっての面白さと、また、生地を節約できるというメリットもあります。
石目調のクロスともよく合っていました。
シューズクロークの開口部。
よく相談受けるケースの一つです。

ロールスクリーンで間仕切りたいという要望をよく聞きますが、普段からある程度の目隠しを希望される場合はカーテンの方が良いです。
来客時のみの間仕切りであればロールスクリーンの方が壁と一体化するイメージでよりスッキリと納まるかもしれませんが・・・。
カーテンで間仕切る場合、見えるか見えないか位のシアー生地がオススメです。
圧迫感もなく、生地も軽いことから、下げたまま潜り抜けるように出入りをすることもできます。
ロールスクリーンの場合は、その都度巻き上げる手間が必要となります。
実際にどのようにこの開口部を利用するか、あるいは通行するかなどをよく踏まえて間仕切りの方法を考えるのがよいでしょう!

オフホワイトのあまり透明感のないシアー生地にグレーのプリントがなされています。
小枝と葉柄の中に小鳥がとまっている北欧風の生地です。
敢えて天井より少し下げた位置から、細めのポールを使って吊り下げています。
ドアを開けて風でなびいた場合や、ここを通過してカーテンが揺れた場合にも、常にきれいなウェーブが維持できるよう形状記憶加工を施すことがポイントなのです!!
素敵な玄関に、更に優しさと柔らかさがプラスされたような気がします。