昨日のつづき・・・
巾2m60cmの寝室の窓に、フジエテキスタイルの人気商品『エルケーア』をプレーンシェードに仕立てて取付しました。

オパール加工によって描かれた木の柄を、写真のように均等に整列させるには、生地の巾落とし、接ぎ合わせといった縫製上の工夫が必要です。

こちらの商品は、オパール加工によって柄が表現されている箇所は透け感が強いですが、逆に柄のない部分はほとんど生地を通して外を見ることはできません。
レース越しに外の景色を眺めるといった要求は満たさないのです。今回は寝室に採用いただいたので、昼間にレースとして日光を遮るというよりは、外からきれいに窓を見せるといった効果を狙ったものです。

外部から見ても、オパール加工の柄がくっきりと浮き出されております。
家事室も光の透過で楽しむロールスクリーンを付けました。

こちらはレーザーカットによって柄を表現しております。

全ての取付が完了した頃には、既に外は薄暗くなっていましたので、室内の明かりによって柄が浮き出されているのがわかります。
夜には、道行く人々や車で通る人々を楽しませてくれることでしょう!
寝室のドレープカーテンは、北欧イメージのユニークな果実柄。


洋室はイギリス製の綿プリント。
コットンプリントならではの微妙な色使いのストライプ柄。


もう一つの洋室は、コンビネーションスタイル、トップジョイントです。


小さな花びらで大きなサークル柄を表現したプリント地です。
カーテン上部とタッセルに黄緑色の無地を組み合わせて変化を付け、オリジナル性を高めました。
昨日からご紹介してきましたこちらのお宅、当初お客様が求めていた北欧イメージは、各お部屋でそれぞれ表現されています。
お客様との楽しい柄決め、そして一人で深夜までの苦しい細かい加工指示書づくり、そしてまた現場での楽しい取付施工、最後にお客様に心から喜んでいただける幸せ、これがこの仕事の最高の楽しさと虜になっている要因です!