本日の現場。住宅の水周りのリフォームに伴い、カーテンのお取替えのご注文をいただきました。
巾2m60cmの窓2枚がL字形の出窓になっております。

オパール加工のレースを手前側に取り付ける、いわゆるフロントレーススタイルです。
ダブルシェードではなく、あえてドレープ、レースをそれぞれ別のヘッドレールから下げています。
私は窓の形状などによる特別な理由がない限り、ダブルシェードはお薦めしていません・・・。
その理由は、前と後ろの生地の間が3cm程度となり干渉しあうこと、また、数年後にやっぱりレースは普通のプリーツカーテンにしようとか、ドレープを普通のカーテンにしょうなどと思った時に、一方だけ取ることができないからです。
(もちろん、生地だけははずす事は可能ですが、メカはそのまま残ります)
今回は前側のレースと後ろ側のドレープとの隙間を5cmにしました。離れすぎても、レースの透け感や、バックの色によって浮かび上がる柄の見え方がボケてしまうし、近づけすぎると生地どうしが干渉するので、ちょうど良い間隔を考えています。


手前側レース:FA1608PN 後ろ側ドレープ:FA6511-09 共にフジエテキスタイル
お客様と打合せ時に4~5パターンのプランを考え、ショールームの展示サンプルを一晩お貸しし、昼・夜と透け具合や照明が当たった時の色合いなどをじっくりと比較をしていただき、このプランに決定したのです。
写真は午後の強い日差しが差し込んでいる状態であり、実際に夜、照明の下でみる雰囲気はまた一味違うものでしょう。

外から窓を見ても、レースの柄がくっきりと映し出されとてもきれいです。