この時期になるとサンルームにカーテンを付けたいという相談をいただく事が増えます。
今日ご紹介の K 様は、3年ほど前に自宅の2階に3帖ほどのサンルームを増設され、ご主人のお気に入りのスペースとなっている訳ですが、夏の暑さにだけは悩まされていたそうです。
当店からは、車で1時間位の隣町ですが、地元の業者さんに相談してもなかなかピンとした対応がなされなかった様で、電話帳で当店を探されご連絡をいただきました。
(電話帳も役に立つのですね・・・TVのCM効果かな・・?)
もしかして相当に複雑な形のサンルームなのかなぁ・・と思い、色々なパターンを想定してカタログ等を準備し、ご訪問しましたが、心配無用、普通のサンルームです。

サンルーム内の温度上昇を抑えるのが一つの目的の為、レースは今流行りの遮熱レースです。
私は遮熱レースやミラーカーテンなどは、その機能は認めるものの、外から窓を見た時のギラギラ感が嫌いなのと、中からも外がよく見えないという点から、あまり好んではいません・・・。
と言うより、ほとんど特別な理由がない限りお勧めしていません。
せっかく、外観がきれいな住宅であっても、ミラーレースを付けることにより、窓にアルミ箔を貼ったように見える事もあり、その外観はだいなしになることもあるのです。
今回も十分にそのデメリットも説明した上で、機能を求めて遮熱レースを採用していただきました。


この場所で夜は満天の星を見ながら、音楽を聴いたり、クラシックギターを演奏したりするのがご主人の趣味であり、ドレープカーテンも合わせて付ける事で周りからプライバシーを守っています。
と言っても、周りにはほとんど家はないのですが・・・? 夜は真っ暗でしょうから、さぞかし星空はきれいにみえるんでしょうね。

サンルーム内の温度上昇を抑えるには、天井部分の遮熱も考えなきゃいけないのですが、今回は横面のみの工事で、しばらく様子をみてみるとのことでした。
一応、天井に施工可能なブラインドやロールスクリーン、カーテンなどを一通り説明してきましたので、多分、来年の夏には付けられるかも・・・?
仕事が終わり、お見送りをいただいた際に、玄関前に停めてあったスポーツタイプのオープンカーがずっと気になっていたので、
『ご主人の車ですか?』と尋ねると、
「そーだよ!」
「ちょっと助手席に座ってみな・・」
言われるがまま、私は助手席に座ると、
ブルン、ブルーン、とエンジン音が響き、ゴォーっとホロが開いたら、いきなり発進!!
軽快なハンドル捌きとシフトチェンジ、何故かドライブです・・・。
しばらくすると、路肩に急停車。
「よしっ、交代!」
『えっ!オレッ!!』私は、またまた言われるがまま運転席に移動。
数年振りのマニュアル車・・・頭の中でとっさにマニュアルの動作を思い出す・・
「はい、クラッチ踏んで、1速に入れて、ゆっくり足を戻す・・」
『はい、(汗)』
「はい、2速、ほれっ、3速、はい、次ぎ入れて!、遅いぞ~!!」
『はっ、はい!(汗)』 (二十数年前の教習所の鬼教官を思い出す・・)
「よーし、いいぞ、いいぞ、もっともっとアクセル踏み込んで!」
『えっ、田舎とはいえ、やばくないっすか?』(冷や汗)
と、こんな感じで、20年振りくらいのオープンカーの運転でしたが、青空の下、風を切っての気分爽快なドライブでした。
もう、70歳を過ぎたご主人、スポーツカー、ギター、書道 と多趣味な粋なオジ様でした。
商談と同じくらいの時間はドライブしてたかな・・・?(笑)