店舗の間仕切りに木製ブラインドを付けました。
ひと昔前は間仕切りというと、ロールスクリーンが定番のように使われていましたが、最近はパネルスクリーンや木製ブラインドを使用するケースが増えていると感じています。
もちろん、何を付けるにしても店内の内装にマッチしていなければならないのですが・・・。
今日紹介の現場は、美容室のシャンプースペースと奥のエステスペースとの仕切りです。


天井が吹き上げになっている為、化粧梁を通し、中にブラインドボックスを掘り込んでおります。
木製のスラットは集成材のタイプ(エコスラット)にした為、塗装の色に若干のムラが生じ、それが返ってアンティーク感や温もりを与えてくれます。
微妙なスラットの角度調整でお客様のプライバシーもしっかり守ることができます。

壁の一面には、ウィリアム・モリスの名作「ブラックトーン」を採用していただきました。
アンティーク調の鏡台との相性もバッチリですね。
まだ、鏡が入っておりませんが、きっと壁紙と色合わせしたオレンジのチェアに座り鏡台に向かうと、横の壁紙の柄が鏡に映し出され、高貴な豊かな気持ちで調髪を受けられることでしょう。
この壁紙は120年前にデザインされた柄です。
他にもウィリアム・モリスのブランドには、長年世界中で愛され続けてきたデザインが沢山あります。
今年は、そのモリスのデザイナーとしての誕生150周年の記念年であり、本国のイギリスでは一年を通じ色々な催事が開催されるそうです。
当社もちょっとだけ便乗して、ショールームに『ウィリアム・モリス』のディスプレイコーナーを作るべく準備中です。
ファブリックがメインの展示になりますが、より多くの方々にこの良さを伝えていきたいです。
当社の展示につきましては、あらためてこのブログでも紹介しますね。
さて、こちらの美容室に話は戻りますが、道路面の大きなウィンドウには、ステンドグラスがはめ込んであったり、ビーズをあしらった手作りのランプが天井から吊り下がっていたりと、細部にまでこだわった本当に素敵な内装の店舗でした。