昨日に引き続きS様邸の洋室。
フロントレーススタイルのカーテンです。

手前側にはオパール加工のフラットカーテン、奥側には濃い赤のシャンタン生地をお選びいただきました。

手前のレースは、オパール加工によって描かれた柄を活かす為に、敢えて約1.3倍使いのフラットカーテンに仕上げています。
フラットカーテンは、普通に縫製しただけでは、どうしてもだらしがないイメージが強く、僕はめったに提案する事や納品することがありません。
しかし、今回のように形状記憶加工を施すことで均等な美しいウェーブが表現できます。
美しく仕上げる為には必須の加工なのです。

レースのみの状態では、とても透け感が強く、明るく軽やかなイメージに映ります。

バックに色が入る事で、柄が浮き上がり、オパール加工の特徴が活きてきます。
写真は昼間の撮影ですが、夜にはもう少しシックな落ち着いた印象になるでしょう。
ロールスクリーンの取付も美しく仕上げる為には、ひと工夫必要です。

上の写真は通常の取り付け方。

ロールスクリーンが嫌われる場合の原因の一つに、生地の巻き取りパイプの上、ヘッドフレームがあります。
ヘッドフレーム自体、あるいはヘッドフレームと生地との隙間が気になるというユーザー様の声もたまに聞きます。
取り付け方をアレンジする事で、スッキリと仕上げることもできるのです。

上の写真の様に、ヘッドレールが見えなく、また巻き取りパイプと窓枠上面との隙間を最小限にすることで、美しい仕上がりとなります。

ブラケットの取付にひと工夫加えただけです。
以前より、時々このような仕上げで納めています。
全ては、美しく仕上げる為にです!!
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