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インテリアショップ荒幸 施工日記

苫小牧でオーダーカーテンの専門店を営む店長の日記です。日々の仕事を写真を交えながらつづります・・・。

形状記憶加工の凄技

苫小牧のオーダーカーテン専門店『インテリアショップ荒幸』のブログです。


よく私はこのブログでも『カーテンは吊ってナンボの商品ですよ!』と書いていますが、
いくら良い生地、高価な生地であっても、カーテンとして仕立てた時にきれいでなければその価値は損なわれると思っています。

 ( 注:『ナンボ』=方言です。北海道と関西でも使うのかな・・?意味は、いくら とか どのくらい といった程度を表す言葉です。)

そんな悩みを解決してくれたのが、真空釜における形状記憶加工です。

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オーガンジーに刺繍が施されたレース。横ハリが強く、通常カーテンに仕立てるとウエーブが出づらく、横に広がる性質があります。
形状記憶加工によって、きれいな丸みのあるウエーブが半永久的に維持されます。

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同じ窓の厚地のカーテンは、シャンタン地に、しっかりとしたレーヨン刺繍が施されたドイツ製の生地。
お花や葉が刺繍によって豪華に表現されていますが、その刺繍部分がカーテンの均等なウェーブを乱してしまいます。
しかし、形状記憶加工によって、ベースのポリエステル地に強制的なウェーブを与えることで、刺繍部分も見事に丸みのある美しいカーテンとなるのです。

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裏地付の場合も、裏地を縫い合わせた状態で真空釜に入れ処理しますので、表地と揃った状態で形状記憶加工がかかります。


同じお宅の主寝室。こちらも加工なしでは裾に向かってガバッと広がる厚地のカーテンです。
ひと手間とコストをかけることで、このような美しいカーテンとなるのです。

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生地の特徴は、カタログではなかなか分かりづらいものがあります。
知識と経験のある専門店で実際に生地に触れ、アドバイスを受けるのが良いでしょう!


一般的に付加されることが多いのが、簡易型形態安定加工。こちらは、高熱スチームで形を整え、多少鋭角なプリーツを一時的に作ることができます。しかし、使用年数の経過や、洗濯によってその効果はうすれて行きます。
一方、当社が付加している形状記憶加工は、真空釜によって低温で生地に強制的なウェーブを与えるものであって、生地自体の傷みも少なく、また、高熱に弱い繊細なオーガンジーレースなどにもその効果を発揮することができます。


カーテンは、製品として出来上がり、現場に施工され、カーテンレールから吊り下がった状態でその価値が問われるのです!



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  1. 2013/09/23(月) 23:35:20|
  2. 形状記憶加工
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