ゾウさんのカーテン。

子供さんたちの遊びスペースに採用いただいたのが、ゾウさんが大胆にプリントされたレース。

何ともほのぼのとした雰囲気がイイこちらの生地をプレーンシェードに仕立てました。
写真で分かるように、窓の横にはクローゼットの折戸があり、普通に壁からカーテンを付けようとすると、カーテンレールと折戸が干渉し、開かなくなってしまいます。
事前に、現場確認をしていた為、お客様にはシェードを付ける事をおすすめしておりました。
そこで、このゾウさんのレースは即決でお気に入りいただいたのですが、さて、上に付ける厚地を何にしようかと・・・全神経を集中するも、ぅ~浮かばない・・・何か面白い提案ができないかと・・・時間だけが過ぎて行きます。
ふと弱気な心がスミノエのカタログに手を伸ばしました。
この生地が載ったページで手を止めると、お客様も覗き込んでその施工写真を見て、
『あっ!これがイイねっ!!』
『そっ、そーですね・・・』と私。完全に敗北宣言です!
メーカーの企画担当者の方には悪いですが、何故かこんな気持ちになってしまいます。
同業者の人はこの気持ち理解いただけるかな・・・?
そんな事で、メーカーのカタログ掲載の施工写真と全く同じ組み合わせです。
これはこれで元気が出る感じで、なかなか良いです。

動物や、人物が柄に描かれている場合、柄出しに随分と悩みます。
ゾウの鼻は切りたくないし、足もしっぽも切りたくない。
でも、どこかは犠牲になるのですが、最良の位置を決め製作したのがこのシェードです。

お客様にとっては、あまり気にすることではないような事も、製作する側はあれこれと悩むものなのです!