先週の現場です。
老人介護施設のカーテン・ブラインド工事です。

幅2間(約4m)の窓が二つ並んでいます。
多目的ホールですので、遮光1級のドレープを使っています。
遮光生地はどうしても横にハリが強く、きれいなプリーツが出ずらい性質がありますが、今回は形態安定の加工を掛けましたので、写真のようにきれいに納まっております。
形態安定の加工は、何でも掛ければいいというものではありません。
生地の性質を理解した上で、必要か否かを判断しています。
もちろん、私が勝手に出来上がりを考えて加工を掛けたり、掛けなかったりしていますので、お客様から料金は一切いただいておりません。
オーダーのカーテンは吊り下がってナンボの商品です。
同じ生地を使っても、その仕立て(縫製)方法や、取付方によって全然ちがうものになります。
そこが、奥の深いところなのです・・・。
当社では、もちろん縫製・施工共にプロ意識を持って最高のものをお届けしているつもりです。
縫製仕様については、何時かじっくりと記事にしたいと思っています。
また、いくらすばらしい縫製で商品が出来上がっても、お客様宅に吊り下げるまでの数日間をダンボールの箱の中に詰め込んでいては、カーテンはしわしわになってしまいます。
実際、カーテンの納品業者はほとんどこれを感じていながら、改善できていないのです。
当社が創業以来三十年、一貫してやっていることは、プレス仕上げした商品を納品寸前まで、バックヤードで吊り下げておく事です。
そして、納品時にはずして持って行く。箱詰めされている時間をできるだけ最短にすることによって、余計なしわもなく、きれいな状態で吊り下げることができます。
非常に手間のかかることですが、専門店として妥協のできるところではありません。
今後も、いかに良い状態で商品を納品するか、追及していきたいものです・・・

写真ではわかりずらいですが、壁クロスとカーテンが上手にコーディネートされています。


事務室はブラインドです。
ブラインドはメーカーで製作しますので、サイズが同じであれば、どこで購入しようが全く同じものです。
もちろん、しわの心配もありません・・・

安くて、きれいに施工してくれるところで買いましょう!!
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